疲れてくると、ふとモンゴルの草原を思い出します。

どこまでも境目がなく、広くて、穏やかで雄大な景色。
濃い青をした丸い空と緑の地平線。
雲の影がゆったりとゆるやかな起伏を滑っていくのが遠くから見える。
羊や牛がのんびりと草を食み、
人は馬に乗って歌を歌う。
まさに昔習った漢詩のとおりでした。
敕勒川 陰山下
天似穹廬 籠蓋四野
天蒼蒼 野茫茫
風吹草低見牛羊(敕勒歌)「敕勒の川 陰山の下
天は穹廬(きゅうろ)に似て 四野を籠蓋(ろうがい)す
天は蒼蒼(さうさう) 野は茫茫(ばうばう)
風吹き 草低(た)れて 牛羊を見る」
いつの間にか彼の地で伴侶を見つけ、私の第2の故郷になりました。
いつまでも、いつまでもあの美しい景色が見れるようにいてほしい。
自分の子どもにも見せてあげたい。
8年前初めて草原に立ったときに思ったことは今でも強く思い続けています。
ここ10年で急速に沙漠化が進行したそうです。
旦那の故郷は急激な人口増加、農地化で、子どもの背丈ほども草が覆っていた草原がほぼ沙漠となったそうです。
その沙漠となった地の砂は、強烈な春の嵐にのって
日本に「黄砂」として被害をもたらします。
牧民が羊や山羊を過放牧したのが沙漠化の原因とよく説明されますが
何千年とこの地で草原を守りながら遊牧してきた人々が
この10年でそんなことをするのでしょうか。
私には、信じられませんが。
photo & written by よめ

■だんなの写真の文章は、「てにをは」の漏れをよめが直すこともありますが、
基本的には本人が書いた原文ほぼそのままです。
■コメントは承認制となっております。
よめ承認後の公開となりますので、ご了承くださいm(_ _)m
←ぽちっとお願いします☆